赤いサンタ.黒いサンタ

翔は警察署を出た後、がむしゃらに走った…!



自分がどこに向かっているかさえ解らないが、とにかく走った!!!



右へ左へ…、翔は一瞬だけ後ろを振り返る…。







「ヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ♪♪♪」






後方50メートル先には…、奇声を発しながら追いかけて来る男がいた…。



翔は既に体力の限界を越えていたが…、止まる事など出来ない…。



翔の脳内に一つの文字が思い浮かぶ…。






【死】







翔(嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!)






走っている内に前方に大きな時計台がある広場が見えた…。



この時計は0時と12時の10秒前に鐘が鳴り始める…。



広場には多くのカップルがいる中、翔は死の恐怖を抱えながら走った…!