赤いサンタ.黒いサンタ

翔は過敏に反応し、尻餅を着いた…。






カラン…カラン。






階段から空き缶が転がって来る…。



翔「空き缶かぁ…ビックリしたぁ…。」



翔が一息つくと…。





カツ…カツ…カツ…カツ…。





「みっけ♪」



黒サンタが階段を下りながら、不気味に微笑んだ…。



翔「うわぁぁぁああぁぁ!!!」



翔は全力で階段を駆け下りる…。



後ろではケラケラと笑う声が聞こえてきた…。



「さぁ♪早く逃げないと死んじゃうよぅ?♪」



黒サンタはゆっくりと階段を下りて行く。



翔は一階にたどり着くと、勢い余って転んだ…。



後ろからは依然として笑い声が聞こえて来る…。



翔は全力で廃ビルを出て、警察署に向かって走りだした…!





時刻は午後6時。






“明日”まで残り【6時間】