赤いサンタ.黒いサンタ

翔は尻餅をつき、ガクガクと震えた…。



翔(ごめんなさいごめんなさい…、お願い!!!いなくなって!!!)



翔は両手を握り、目を閉じて祈った。



すると…、ドアノブの振動が止んだ…。



翔(え…?祈りが届いた…?)






ガァァァァァン!!!!!





「Merry Xmas♪」



翔「うあああぁぁぁあぁああああぁぁぁぁあああ!!!」



祈りは…届かなかった。



男はドアを蹴り破り、部屋に入って来た…。



「君はプレゼントが欲しいんだろ?」



男は翔に問いかけた…が、翔は恐怖で答えれない…。



「確かサッカーボールだっけ?」



男は背中から丸い物を取り出し、翔に投げた…。



翔の膝に丸い物体が着地する…。






部屋は暗く、それが何か解らなかったが、月明かりでようやく確認する…。






翔「…………っ!!!!!う゛あぁ…オエっ…。」






翔はそれを見て思わず嘔吐してしまった…。



「あれ?間違えた♪まぁそれもあげるよ♪」



それは…。








翔の友達…、美代ちゃんの生首だった。