「唯野君」と呼ばれると、胸が苦しくなって、より一層強く抱き締めた。 離したくないよ。 この声も、体も、心も……。 「苦しいってば。唯野君!!」 その言葉でオレは我に返った。 ほんのり赤くなった顔、乱れた髪、少しだけ荒い息。 オレ何してるんだ??