家の前に来ると
人影が見えた
その人物は
玄関の前でしゃがんでいた

「椋?!」

「・・・誰ですか?」

あっ今変装中だった!

「僕だよ」

「cream・・・
姫羽・・・?」

椋はMousseのno.2
通り名cooky

「とりあえず入って」

「はい」

ガチャ

「そこ座ってて
コーヒーいれてくる」

「ありがとうございます」

俺はウイッグとカラコンを
取ってキッチンに向かった
でも何で突然きたんだろ?
私と椋は幼馴染で一緒にMousseに入った
だから家のことも知ってる

「はい」

「ありがとうございます」

「突然どうしたの?」

「あっ・・・はい
すいませんが泊めていただけませんか?」

「え?」

「しばらくの間・・・」

「何で??」

「実は親と喧嘩してしまいまして」

「別にいいケド
学校とかどうするの?」

「転校するんです
この近く・・・
ていうか寮だから
学校が始まるまで泊めて下さい!」

「いいよー
仕事とかも二人の方が楽だしね」

「ありがとうございます」

「てかまだ敬語直らないんだねー」

「まぁ・・・」

小さい頃から椋は敬語
生まれつきなんだって
たまに普通になるケド・・・

プルルルル

『はい』

『任務だ』

『かしこまりました
しばらくの間
cookyとご一緒しても
よろしいですか?』

『かまわない』

『ありがとうございます』

ブチッ