「ありがとうございます」

「いいんですよ
皆さんも常識がなってませんね」

「ハハ・・・」

まったくだ・・・
島田先輩と皐月先輩だけじゃん
常識あるの・・・・

「でもあの教師只者じゃありませんね」

その通りです・・・
ruiですから・・・
皐月先輩は鋭いようで。
気をつけないとっ

バンッ!

「俺の来夏ぁぁぁ~!」

「てめぇのじゃねぇよっ!」

「俺のだっ!!」

「僕のだよね~?」

「ざけんなぁぁ!」

「来夏ぁぁぁ」

煩い奴等が来た
島田先輩は鬱陶しそうにしていた
凄いよ・・・
あんな奴等に最後まで付き合えるなんて
ある意味尊敬します

ギュッ

「ぐはっ・・・」

「来夏ぁ~!」

「変態教師!抱きつくなっ」

「俺のだも~ん」

ハァ・・・
プルルルルル

「ちょっと失礼します」

俺はバカな奴等の中から
抜け出して電話に出た

「はい?」

「姫っ羽~?
あのねー今から映画の撮影だから★」

「今から?」

「そうよ~♪
車は学校のすこし離れた所に
あるからね~」

ブチッ

「俺、早退します」

そう言って
煩い先輩達から逃げるように
車に向かった