天使と呼ばれたその声を


歌が終わっても泣き続ける私にソラが相変わらずの不機嫌な声で、


「ロウソク、消せよ」


って言うから…。何だか悔しくて、


「ソラも一緒に消して」


って泣きながら伝えた。ソラも今日じゃん。私だけ祝われるなんて納得出来なかった。
黙り込んだソラは軽く舌打ちをして立ち上がり、私とソラでロウソクの点いているケーキを両側で挟み、「せーの」で炎を消した。

やっとフロアの電気が点き、テーブルには沢山のパーティー用のご馳走と飲み物が並んでいた。

「ソラ、なんで?」

「あ?」


ロウソクを消し終わったソラはまた長ソファに移動をし始めたが慌ててそれを止めた。

「今日は、ソラの誕生日でしょ?」

「アンタもでしょ?」

ごもっともの答えが返って来た。でも、私の質問の答えになっていない。私が聞きたかったのは、何故、私の誕生日が今日だって知っていたのかが疑問だった。