ジャーン!と聞き慣れたアコースティックギターの音が鳴り響き、フロアの中心に何時もは置いていないテーブルと、その上にはオレンジ色の暖かい色を出すロウソクが挿してあるホールケーキ。
あまりにも、突然の事でパニックになっている私を他所に、箇所に設置されてある沢山の椅子の陰からいつものメンバーが姿を現す。
長ソファにはソラがギターを抱えていて、周りにいる皆を一瞬だけ見渡し…、
「Three、two、One… 」
中央に立つ私に向かって皆が歌ってくれたのは、お決まりのバースデイソングだった。
「HAPPY BIRTHDAY、dearミチル♪」
ホールケーキにはロウソクが18本。真ん中にあるチョコレートには“ミチルHAPPY BIRTHDAY”としっかりと記されていた。
言葉の代わりにとめどなく涙が溢れた。ソラにおめでとうって伝える予定が、皆にありがとうって伝えたいのに、もう言葉にならなかった。
