0時まであと数分だった。
てっきりカウントダウンでソラのバースデイパーティーをするものだとばかり思っていた私は落胆した。
こんな事なら、もっと早くに来ていればよかった。私の誕生日でもあるのに、せめてこの日だけは、イイことが一つ位あってもいいじゃないかって神様を恨んだ。
ソラにおめでとうって言いたいだけなのにそれさえも何かの運命でとことん邪魔される運命が憎い。
溜息を吐きながら、閉まっているであろう扉に手をかけた時、再び私は違和感を感じた。
……開いてる。
ゆっくりと扉を開くと、やはり店の中は真っ暗で、誰かが鍵をかけ忘れたんだと思った。こんな時、どうすればいいのだろうか。どうせ帰る場所なんてないんだし、留守番を言い訳にココに泊まれれば何とか今日を過ごせる。
「3、2、1!!」
…突然、真っ暗なフロアから様々な声が溢れた。
