そうだよ・・・健は特別な意味で言ったわけではない。
期待した自分がバカみたい。
やっぱり、私たちは幼なじみのままなのかな・・・
「由美??どうかした?」
健が心配してくる。
「あっ、ごめん。ちょっと・・・。んじゃ、またね!!」
「おうっ!!」
「どうも思ってない」その言葉はうちの心に深く突きささった。
電話がきれたあと、一筋の涙がこぼれた。
こんなことで、泣いちゃいけない。
きらいって言われたわけでもない。ふられたわけでもない。
ただ・・・幼なじみっていう自分の位置がすごくさびしかった。
つらかったんだ・・・
