「今日も気持ちよかったよ」

『…ねぇ』

「また‐私たち身体だけの関係なの?‐だろ?」

『…』

「違うよ、裕里…俺はお前を愛してる」

そう言って目の前の男…神崎清二(カンザキ セイジ)は私に軽くキスをしてホテルから先に出た。

私たちの関係は恋人と言う名の欲の固まり。

快楽だけを求める貴方に…

偽物の愛を求める私…

だから愛してるなんて言葉は私たちには意味を持たない。