他人のくるぶし――それはファミレスのテーブルを挟んで向き合うカタチで座っている真田さんのくるぶしだった。 だけどあまりにビックリしたのと、それにもまして恐怖で、「やめて!」のひとことさえクチから出てこない。 このままではまちがいなく真田さんのくるぶしが、あたしの左右の足の太ももと太もものあいだに割り込んでくる。 もうダメってコト? なのに悲鳴さえ上げられない。 ギュッと全身を硬くして、二度と開かないくらいの強いチカラで目を閉じるあたし。