でも“泣いちゃいましたよぅ…(T_T)”は、あたしのほうだ。 最後まで読んでくれた読者のみんなを裏切って、事実と異なるウソを書いたあたし。 胸が痛んだし、良心の呵責(かしゃく)が涙を流させた。 だけど、やっちまったことはしかたがないし、今さらなかったことにはできやしない。 それにアノ作品は、あくまで“実話系小説”なんだし。 だったら今後あたしの人生の中では、ハニー先生とのアノ恋は、ハッピーエンドだったことにしてしまおう。