恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon

うわ、ヤバっ……。そう思った瞬間、急に心臓がバクバクしてきた。こんなんじゃスマイルなんてゼッタイ無理っ。

「あのぅ……ひょっとして、ケータイ小説家・パピ子の正体が、実は女子高生だったと知って驚いたりはしませんでした……?」

「いえ、その点は想定内でした。僕は以前、小学生のケータイ小説家に会ったこともありますし、それに……」と、ここまで言うとカプチーノにクチをつける真田さん。

別に真似したわけじゃないけど、あたしもミルクティーにクチを。

「このことはあとでゆっくりご説明させていただこうと思ってたんですが……」

やけにもったいぶったような言い方だ。