待ち合わせの約束は夕方の5時。
間に合う時間に家を出たつもりだったんだけど実際は、のべつまくなし小説を書き続けていたせいで時間の感覚が麻痺してたこと、それに加えて極端に体力が落ちた今の状態ではいつものスピードで自転車を走らせることができないことを想定していなかったせいで、間に合うかどうかかなりヤバイ感じ。
ちょうど信号も赤になったことだし、自転車にまたがったまま片足を地面につけたあたしはケータイを手にする。出版社のヒトに「遅れるかもしれない」と、ひとこと連絡を入れたほうがいいと思ったからだ。
……と、そのとき―――
「おっ、彼女、聖女のコ?」
間に合う時間に家を出たつもりだったんだけど実際は、のべつまくなし小説を書き続けていたせいで時間の感覚が麻痺してたこと、それに加えて極端に体力が落ちた今の状態ではいつものスピードで自転車を走らせることができないことを想定していなかったせいで、間に合うかどうかかなりヤバイ感じ。
ちょうど信号も赤になったことだし、自転車にまたがったまま片足を地面につけたあたしはケータイを手にする。出版社のヒトに「遅れるかもしれない」と、ひとこと連絡を入れたほうがいいと思ったからだ。
……と、そのとき―――
「おっ、彼女、聖女のコ?」


