「これ以上分かりやすい目印はないか……」
そうつぶやくと、まるではじめて見る物を見るような目で、着慣れた聖女の制服をしみじみと見つめるあたしだった。
幸福の電子メールが届いてから数日後――
鼻歌まじりのあたしは制服姿で自転車に乗ると、自宅マンションをあとにした。
制服姿とはいえ行き先はもちろん学校ではなく、山葡萄出版の近くにあるというシャレードという名の喫茶店だった。
髪を洗ったのが3日ぶりだというのはなんとか分かるけど、制服を着るのが、そして外出するのが何日ぶりなのかはよく分からない。
そうつぶやくと、まるではじめて見る物を見るような目で、着慣れた聖女の制服をしみじみと見つめるあたしだった。
幸福の電子メールが届いてから数日後――
鼻歌まじりのあたしは制服姿で自転車に乗ると、自宅マンションをあとにした。
制服姿とはいえ行き先はもちろん学校ではなく、山葡萄出版の近くにあるというシャレードという名の喫茶店だった。
髪を洗ったのが3日ぶりだというのはなんとか分かるけど、制服を着るのが、そして外出するのが何日ぶりなのかはよく分からない。


