恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon

それから10日以上が経ち、部屋のカレンダーが11月のものに変わった頃―――

気が付くと、あたしは世間でいうところの“引きこもり”になってしまっていた

でも引きこもって世間との関わりを断絶してるからって、別に人間嫌いってわけじゃない。

むしろあたしは惚れっぽい性分(タチ)だし、“男好き”だと自分でも思う。

実際、幼稚園のいっくんにはじまり、小・中学校の先生や生徒はいうまでもなく、歯医者の先生やコンビニの店員さん、果ては毎朝通学途中で見かけるだけの名前も知らないサラリーマンまで、15年間の人生の中で数多くの男のヒトに恋してコクり、だけど木っ端微塵にフラれ続けていた。