そこに声をかけてきた若い男のヒトは、今日も今日とて、先生も走り出すほど忙しいという“師走”になって、今までにもまして縦横無尽に町じゅうを走り回っている自転車便のメッセンジャー・南雲大輔くんだった。
「ねぇ、あの服、あたしに似合いそうだと思わない? ねっ? ねぇ?」
「そーだな。今度知り合いのサンタに伝えといてやるよ、サキちゃんがあの服を欲しがってるみだいだぜ、って」
「ありがとう、ダイスキ、南雲くん♪」
チュッ♥
自転車にまたがって片足立ちのまま、並んで自転車を止めていた南雲くんの唇にキス。
メニュー