恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon

そして12月のある日の午後―――

赤と緑と金色のクリスマスカラーに染め上げられた町並みを、聖女の制服を着て自転車で走るあたしがいた。

……と、とあるブティックのショーウインドー前に自転車をとめて、ちょっと拝見。

「あの服カワイイ♪」

“カワイイ”といえば、さっきからあたしのほうをじっと見ているカワイイ子がいる……と思ったら、ガラスに映ったあたしだった。

髪も少し伸びて女のコっぽくなって、自分ではM沢N央ちゃんに似てると思ってる。

「よっ。サンタにおねだりするクリスマスプレゼントの下見かぁ?」