恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon

そのとき、ココロの底からそう思った。

きっとコレが幸せを感じる瞬間ってヤツだ。

太陽のバスタオルと、南雲くんの腕に抱かれながらあたしはある決意表明をする。

「決めた……いーかげん懲りろよ、って思われるかもしれないけど、でもこれからも夢見ることはゼッタイやめない……そんで、いつか、あたしもツール・ド・フランスってヤツに出るよ……だからこれからは南雲くんと同じ道を走っていく……いま決めたんだ」

「了解。どこまでもいっしょに走っていこう」

汗クサイあたしのカラダを包み込む彼の両手に、そのときグッとチカラが入った。