恋想戯曲 ♥ Le rêve du papillon

あのとき、そうしてれば、あたしにとって真田さんは初体験の相手になっちゃってたわけだけど、それでも“夢”を“現実”にするための貢物(みつぎもの)になるんなら、捧げるだけの値打ちはあったはず。

少なくともエロ目的だけのオトコなんかに捧げるよりは何百倍も、何千倍も、何万倍も、何億倍も意味があったはず。

どーせいつかは失うことになるんだし、こんなことなら真田さんにあげてればよかった。

いや……。

もしかしたらまだなんとかなるかも。

だって会議が終わったのはついさっきだし、今なら決定をくつがえすことができるかも。