井戸に向かうとそこには一人刀を構えている山内の姿があった。







「何やっとんや。」






「・・・抜刀術の練習だ。」






「そないもん昼間道場で平隊士あたり相手にやればええのに。」






「その程度のものでは殺しかねないからダメだ。例え獲物が竹刀であっても・・・な。」







山内はそう言って自らを嘲笑うように言った。








「せやったら俺が相手したる。どっからでも来ぃ。」







自分も刀を抜き構える。









「いいのか?後悔するぞ。」





「えぇからとっととしぃ。」