「解りました。明日、江戸へ出発いたしましょう。凛くんの身体もある。早いに越した事は無いでしょう。」




近藤はそう言うとこの事を他の隊士に伝えるようにと土方に言う。




「松本先生、私をススムのところへ連れて行ってください。」




話が一段落したところで凛が申し出る。



「しかし・・・」




「大丈夫です、今は咳も止まりましたし、具合が悪くなったらちゃんと休みます。お願いです。」





「・・・・はぁ、解りました。布団は向こうにありますから今敷いてきますから待っていてください。」






凛の真っ直ぐな瞳に負け、仕方なくといった感じで松本はその場を立った。