カチン・・・






その音でやっと隊士たちは固まっていた身体を動かした。






あれだけの人数をたった二人で片付けてしまった・・・。





隊士は驚きを隠せない。




だけど凛は全く動じずさっきと同じ位置に戻り沖田の後について歩いた。





「なっなぁ・・・」




「なんだ?」





壱が驚きながらも声を掛けてきた。






「さっき一体何をやったんだ?一体いつあいつを斬った?」





「抜刀術だ。山内流抜刀術「旋風(つむじ)。」





私はそう言うと壱は驚きながらもそうかとだけ返事をし、歩き始めた。








こうして私と壬生浪士組の生活が幕を開けた。