紅い月

「で?説明をして貰おうか。」





戦いが一時休戦となった今、凛は新撰組の皆に囲まれ土方と対峙している。





「とりあえず・・・だ。何でお前がここに居る?」





「これを届けに・・・」





凛はそう言うと八木さんに渡された握り飯を渡す。





「握り飯か・・・」





「握り飯です・・・」






いたたまれないその場の空気に誰もが固唾を呑んで対峙する二人を見つめる。






「新撰組を抜けた後、何処にいた?」





「昔、道場が一緒だった友人にあって厄介になりましたがすぐにそこを出て野宿をしたりしていたら松本医師に会ってお世話になっていました。」