「師範代?すげぇなっ!!こんど俺とも手合わせしてくれよっ!!」





壱はそう言うと目を輝かせた。




「そうだな。今度な・・・」




私はそう言うとまた前を向きスタスタと歩く。





壱はそれから声を掛けてくることはなかった。






「凛さん、」





「はい。」




沖田に名前を呼ばれ前に移動する。




「言わなくてもあなたなら気付いていますね?」




「あぁ、前と後ろで挟まれている。数はおよそ十四、五人と言ったところだな。」







「えぇ、いいですか?」



「あぁ、」





私はそれを聞くと後ろの方に移動する。