「そこで平助を一緒に連れて行きたいと思っていますの。私とは同門ですし。まぁ、平助本人の意思を聞いてからですが・・・後、できればもう何名かを一緒に連れて行きたいと思いまして・・・よろしいでしょうか?」






「いいぜ、だが一度お前についていった奴等はここには戻れない、そして後からここの者が御陵衛士に加わる事も認めないと言う取り決めを交わしていただければの話ですが。」






「解りましたわ。それでは失礼します。」










伊東は妖しく笑うと部屋を出て行った。






「じゃあ俺も行くわ。」






近藤さんにそう言うとおれ自身も部屋を後にし、ある所へ向かった。








「斉藤、いるか?」








「何でしょう?」







新撰組三番隊隊長、斉藤 一のもとである。