「凛さん、見回りに行きますよ。」






朝餉を取り暫く縁側で座っていると後ろから沖田がやって来た。






「わかった。」





私は一度部屋に戻り自分の愛刀を腰に二本差して沖田のもとに戻る。







「その刀一体何と言う刀なんですか?」





「名前はない。だが私は「正宗」と呼んでいる。」






「正宗ですか。とてもいい名ですね。」






沖田がそう言ったところで一番隊が集まっている場所へと着いた。






「皆さん、先ほど近藤さんが紹介された凛さんです。」





沖田がそう言うとざわざわと皆が私に視線を移す。





「宜しく。」







私はそれだけ言うと沖田に指示された場所に行く。