紅い月

外に出てみるとそこに10歳ほどの男の子とその母親らしい女・・・それに浪士がざっと見て5~6人程。





「この着物、高かったんやけど、こないに汚してくれて・・・一体どうしてくれるんかな?なぁ、小僧。」





どうやらあの子供が浪人にぶつかり袴の裾に泥が跳ねた様だ。それを使ってあの親子から金を取ろうとしている様だ。






「ほんまにすんまへん!後生やから堪忍しておくれやす。」





「この着物、ほんまに高かったやで?それを、ホレこの餓鬼にこ~んなに汚されたんや。それ相応の金を頂こうか?なぁ?」





(・・・もう少し様子をみるか・・・。)





「そない金、持っとりまへん!!せやから堪忍してぇな・・・」





「あぁ!!!話のわかんねぇ女やなっ!!せやったらその身ぃ削って金を稼いでこいや!!」






男はそう言うと女に手を上げようとする。






「っ・・・・!!」