紅い月

松本の言葉を聞いた凛は一瞬ぴたりと動きが止まったと思ったと思ったら淋しそうな顔をして「そうですか。」とそれだけ口にしてまた歩き始めた。






「後で山南総長のお墓参りに行きますか?」





「・・・いえ・・・いいです。」






山南を慕っていた人は新撰組にいっぱいいたからきっと誰かしらが山南の墓前に居る筈だ。墓参りはもう少しあとの方がいいだろう。






「あっ、凛さんここです。」





松本の声でハッと我に返る。






松本は一件の店の前で足を止めていた。






松本はサッサと中に入っていく。






「主人、先日お願いしたものを取りに着たのだが・・・」