「凛さ~んっ朝ですよぉ~っ!!」





そんな声と共に沖田が部屋に入って来た。





「もう起きておる。」






私はそう言うと垂らしてあった漆黒の髪を高い位置まで持ち上げ紐でくくった。








「おはようございます。」








沖田はそう言って微笑む。






その微笑に胸がズキンッと痛む。







私が最後に笑ったのは一体いつだろう・・・?







私がいきなり動きを止めると沖田は不思議そうにこちらを見た。






「凛さん、ご飯食べに行きましょう?その後大まかな事を教えますから。」







「あぁ、」