山崎はそう言い、さっさと部屋を出て行ってしまう。






「はぁ~・・・」







土方は綺麗に結ってあった頭をグシャグシャと掻く。







「山内・・・か・・・。」





ポツリと凛を名を呟くともう一度ハァ、と溜息をつき、ごろんと畳に寝転がった。








「土方さん、余り気に病むのは良くないですよ?」






「総司・・・いつも声を掛けてから入れと言ってるだろーが・・・。」









「気にしない気にしない。温かいお茶持って来ましたよ。ついでに沢庵も、土方さん好きでしょう?」








沖田はふふと笑い土方の文机におぼんを置く。