「まぁな、たまには外にでねぇと頭にキノコはえてくるぞ。」




中岡はそう言うと頭をぐちゃっと撫でる。




「やめろ。キノコなどはえるか。」




その手を払う。




「ははは、ん?」




「龍馬、お前まためんどくさい者を連れてきたな?囲まれたぞ。」




「すまんきに。」




辺りを九人程の浪士に囲まれた。




「囲むだけか?ふっとんだ腰抜け共だな。」




「凛!?やめとけっ」




私の言葉に中岡が慌てる。




だが時既に遅し。