紅い月

「っ・・・・こほっ・・・」




飲み込んだとき、胸がヒリリと痛み咳が出そうになるのを必死で押さえ込む。




「どうした?」





「っ・・・いや何でもない。」




依岬に悟られないようにギュッと胸の辺りを掴む。




「所で、私は才谷の事を才谷か坂本どっちで呼んだらいいのだ?」




「ん?あぁ、好きにしたらいいぜよ。何なら龍馬でも構わんけんど・・・」




「そうか。じゃあ龍馬にしておこう。」





私はそう言いまた粥に手をつける。




「所で、凛。親父さんとお袋さんそれに正宗を殺った奴は誰なんだ?」




「・・・吉田稔麿だ。」




私の言葉に龍馬が過剰に反応する。




「吉田・・・リョーマさん。吉田は・・・」




「あぁ、池田屋のときに死んだぜよ。」