「ん・・・」



「目が覚めたかぜよ?」




再び瞳を開けると見慣れない部屋に寝かされていた。




「ここは・・・?」




「寺田屋ぜよ。」




不意に声が聞え思わず刀に手をやる。



「お前は誰だ・・・?」



「酷いぜよ・・・倒れたおまんを此処まで運んで世話をしたっちゅうに・・・」




男はそう言うとうな垂れる。





何なんだ・・・?コイツ・・・どこかで見た気がする・・・。