その後、凛は三人の介錯を済ませ自室に戻る。




「松原・・・、悪かった。」




未だ眠り続ける松原の額にそっと手を置いて呟く。




私はまた、大切なものを守れなかった・・・。




やっぱり私は一人が似合っているのだな。




物音を立てぬようそっと立ち上がり襖に手を掛ける。




幸いな事に今日は山崎も仕事で屯所には居ない。



















凛は一人、屯所を出た。