その押し問答が続いた。



「はぁ、近藤さんよ。いい加減にしろ。」



「トシ!?お前まさか凛くんの意見に賛成する気か!?」



近藤はそう言って土方に掴み掛かる。



「だぁ!!ちょっとは落ち着け!!誰もそんな無責任な事するかよ。もう新撰組に入ったら死ぬまでずっと仲間だ。それを簡単に見捨てたりするかよ。ただ別の方法にしようと思ってだな・・・」



土方ははぁと大きなため息をついた。




「・・・すまん。で他の方法とは?」



近藤は一度深呼吸をした後土方に問う。




「例えば、コイツを近藤さんの養女にして屯所の近くに家を借りてそこに住ませるとかはどうだ?」




土方の提案に近藤は




「そうか!!その手があった!!」




と手を打った。




「そんでコイツの面倒は時間のある幹部どもに代わり代わり診て貰えばいいだろ?」