涙を流しながら凛の手を握り締める。



「・・・局長・・・私を新撰組から脱隊させてください。」



凛の言葉にそこにいた三人は氷ついた。



脱隊・・・?




「なっ・・・何言っとんのやお前・・・?」



「そっそうだ・・・何を言っているんだい?凛くん・・・」




「私がここにいてもなんの役にもたちません。逆に迷惑を掛けるだけです。この病は人に移る病です。もし誰かに移してしまうなどという事があったら・・・お願いします。私を脱隊させてください。」



凛はそう言うと無理矢理身体を起こし土下座した。




「駄目だ。そんな事できない。」




「局長!!」



頑なに凛の意見に反対する近藤。