暫くの間のあと近藤はこれだけを口にした。



労咳・・・この時代では死病と言われている。特効薬はなく、安静にしているだけしかない。




そんな病に何故・・・




「山崎!俺がこいつを診ているからおめぇは早く松本医師を呼んで来い!!」




「はい!!」



山崎はそう言うと同時にもう姿を消していた。



「近藤さんも手伝ってくれ!!」



「あっあぁ・・・」



土方に呼ばれ近藤も慌てて凛のもとへ駆け寄る。