紅い月

沖田はそんな凛に真剣な眼差しを向ける。



「沖田さん、お気持ちは嬉しい。けれど私はあなたの事はそう言う目では見ていない。」



凛は伏せ目がちだった視線をしっかりと沖田に向けはっきりとそう口にする。




「そうですか・・・。」




「もう私は休みたいので出て行ってください。」




凛はそう言うと布団に横になり沖田に背を向ける。




沖田は何も言わずに部屋から静かに出て行った。




凛はそっと起き上がり沖田の出て行った襖をジッと見つめる。




悪い・・沖田・・・けれどこんな忌々しい病に苦しむのは私だけで十分だ・・・。



心の中で何度も何度も沖田に謝り続けた。