「凛くん何だか痩せたな・・・。」




ポツリと近藤が呟く。



「あっ・・あぁ・・・そういやぁそだな。」



内心ドキッとした土方が平常心を保って答える。



凛の病を知っているのは医師の松本良順、山崎、沖田、そして土方の四人のみだ。




「トシ、お前何か知っているんだろう?」



近藤は月に視線を向けたまま呟くようにそう言った。




「知らねぇよ。」



土方も月に視線を向けたまま答える。



「まぁ、いいさ。凛くんが自分から話してくれるのを待つよ。」




近藤はそう言ってよっこらせと立ち上がり自室に向かって歩き出した。