凛はそう言うと松原を囲むように立っていた六人の男を次々と斬り捨てる。



「松原、ここは大丈夫だからお前は四国屋に行った土方隊を呼んで来い。」




「はいっ!!」




凛の言葉に松原は返事をして走り始めた。




「沖田さん、終わりましたか?」




「あぁ、凛さん。こちらは終わりましたよ。」



沖田は凛の声にくるりと振り返る。



ぴくっ・・・・




すると背後に何かを感じ振り返る。




「吉田・・・・」




「お前はあの時の道場の娘か・・・。生きていたのか。」




凛の言葉にそう返し二ヤっと笑う。




「あぁ、お陰様でな。」



すっ・・・



凛はもう一本の刀を抜く。



「お前は私が殺すとあの日誓ったんだ。だからここで死んでもらう。」