「ははは、凛くん。大丈夫だよ。この人は六番隊の隊長だ。」



近藤はそう言って二人を紹介する。



「六番隊隊長の井上 源三郎(いのうえ げんざぶろう)だ。」



近藤がそう言うと六番隊の隊長が声を掛けてきた。



「初めまして、凛くん。私の事は源さんって呼んでくれていいからね。」



そう言って親しみやすい笑顔を向ける。






「・・・山内 凛。四番隊隊長。」



凛もそれだけ言ってまた足元にいる猫に目を向ける。


「ん?凛くんその猫どうしたんだい?」



近藤は凛の足元にいる猫に目を向ける。



「道場の隅から・・・懐かれてしまった・・・。」



ぽつんとそう言って猫をそっと抱き上げると猫は嬉しそうにする。




「ははは、凛くんの事が余程気に入ったんだな。ここに置いてあげるといい。」




近藤はそう言うとまた何処かへ行ってしまった。