「・・・初詣・・・」




「は?」





山崎のいきなりの発言に素っ頓狂な声を上げる。




「やから、初詣行かんのか?」




「あぁ・・・」





「さよか。でも多分行かなあかん事になると思うで。」




「何で「おぉ~いっ!!凛くん、山崎くん、初詣に行くぞっ!!」




凛の言葉を遮って聞えてきた近藤の声に凛と山崎は揃って下を見る。




「な?行かなあかん事になる言うたやろ?」



山崎はそう言ってしゅたっと屋根の上から飛び降りた。




「凛くん、降りれるか?」




近藤は心配そうにこちらを見ている。



「受け止めたろか?」




山崎がニヤリと笑いながら言う。



「結構だ。」




凛はそう言うと山崎の様にしゅたっと地面に飛び降りた。