凛は皿の上に乗っている物を仕方なく食べ始める。



「原田、山崎はどこだ?」




ふっと山崎がいない事に気が付き隣の原田に声を掛ける。



「ん?あぁ、あいつはこう言う騒がしいところが苦手だからな。多分静かなところに居ると思うぞ?」




原田はそう言ってまたガツガツと食べ物にがっついた。




「そうか・・・。」





凛はそう言うと席を立ち食堂の外へ出ていく。





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中庭に出て山崎の姿を探す。



ふっと屋根を見るとそこに山崎はいた。




しゅたっ・・・・





「!?なんや。山内か・・・」




凛が屋根の上に上ると山崎は一瞬驚いたような顔をして、すぐ平静を装った。