紅い月

「凛くんっ!!」






入り口の方には近藤・土方・沖田と見慣れた者たちの顔が見える。





「何故だ?」




「四番隊の奴がお前と吉村を偶々見かけて何や危ない雰囲気やったって局長に知らせたんや。そんでお前ん部屋に行ってお前がおらへんから隊長格ん人たちに近藤局長が知らせたんや。ほんで今まで大捜索や。」




山崎はそこで言うとヤレヤレと言う様に頭を振った。





「なぁ?吉村、お前法度は知っているよなぁ?」





向こうの方で土方の恐ろしい声が聞える。




「士道に「吉村君、君を法度に背いたとみなして切腹を申し付けるっ!!」



土方の言葉を遮り近藤がそういった。





「日にちはまた後日伝える。それまで牢に閉じ込めて置け。」





近藤はそう言うと原田に吉村を連れて行く様にと指示を出し、こちらに近づいてきた。




「凛くんっ!大丈夫かねっ!!」




そう言って私の肩に両手を置く。