紅い月

「ハッ、所詮お前もただの女に過ぎねぇよ。今だってこうして俺の力に敵わねぇ。」





吉村はそう言うと凛の頬を拳で殴る。






「っ・・・」




口内に鉄の味が広がる。





「さぁ、どうした?昼間の様に俺を倒してみろよ。」




吉村がそう言ってまた拳を振り上げた時、




バシッ・・・・



「やめろ。」





誰かが振り上げた拳を掴みその手を捻る。





「ぐっ・・・・」






吉村は苦痛に顔を歪めなが凛の上から降りる。





「山崎・・・・」




吉村の手首を捻っていたのは山崎だった。