「新見先生、法度のこと知ってますか?」





そっと新見に話しかける。





「あぁ、あれか。知っているがあれの対象は平隊士のみだろう?私たちには関係のないものだ。」





新見はそう言ってククっと笑う。





「あれ?新見先生知らないんですか?法度は局長も平隊士も関係なく対象に当てはまるんですよ?ねぇ、副長。」





凛はそう言って後ろの襖にさっと目を移す。





「あぁ、山内よくやったな。」





そんな声と共に襖が勢いよく開き土方がニヤリと笑った。






「ひっ土方?それに永倉、沖田。お主等一体・・・・」





「新見先生、昨日はさぞ楽しかったでしょうね。隊の金で酒を飲むなんて・・・。それにそのほかにも沢山のボロが出ましたね。」




沖田はそう言ってスラッと腰の刀を抜く。