それから暫くして松平 容保様から『新撰組』を拝命した。









季節は流れ九月になった。





その日、屯所内は荒れていた。




また芹沢が問題を起こしたのだ。





芸子が芹沢に肌を許さなかった為怒った芹沢は芸子の髪を断髪させた挙句店のものを壊し十四日間の営業停止処分にしてしまった。





「どうするよ・・・トシ・・・」






「どうするも・・・上もそろそろ我慢の限界の様だな。こんな文が届いたぜ。」







土方はそう言って手に持っていた紙を近藤に手渡した。





「芹沢を早急に処分しよ。」




「要するに殺せと言っているようだ。」