「・・・さよか・・・。」





山崎はそれだけ言うと濡れた手拭を火傷した患部にあてる。








「以外に火傷した部分が広いな・・・・。薬塗るから覚悟しとき・・・」







山崎はそう言うと私の背中に薬を塗り始めた。





「っ・・・」






「大丈夫か?」





一瞬歪んだ私の顔を見た山崎がぶっきら棒に声を掛けた。






「っ・・・平気だ・・・。」